鳥インフルエンザ

2004年１月中旬，山口県の養鶏場に鳥インフルエンザが
発生しましたが，鳩への影響はどうでしょうか。

　インターネット(http://www.cbspigeon.com/av/index.html)
に載っている２つの研究報告をご紹介します。

(1) カナダ，アルバータ州農務省とアメリカの動物病院の共同
研究
　　1992年12月にアメリカで鳥インフルエンザが発生した。
この時，4000羽以上の鳩を検査したが，ウイルスは発見され
なかった。このことから，ARPUとIFの２つの鳩レース協会は，
鳩レースに制限をかけるべきではないと，提訴している。

(2) アメリカ農務省の研究
　　1995年に行なった実験では，ウイルスを接種した鶏は67〜
83％が死んだ。しかし，鳩は100羽中１羽が死んだでけだった。
しかも，この１羽は弱毒ウイルスを接種されたものであり，鳥
インフルエンザによる死亡とは断定できない。
　このことから，鳩は鳥インフルエンザに対して比較的に抵抗性
があると結論づけられた。

日本での状況：環境省の検査結果（ドバト）
　全国で捕獲されたドバト274羽について，高病原性鳥インフル
エンザウイルスを検査した結果，すべて陰性（ウイルスに感染
していない）だったと発表した(2004.4.20)。

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